亀島 英莉
KAMESHIMA Hirari
展示風景より( 部分 )
言葉、葉、ガーゼ布、糸、ノート、記憶
髙山 楓
TAKAYAMA Kaede
藍を用いた色彩表現
海は、どこまでも果てしなく続く空間を想像させる。
その果てしなさに無限の可能性と不可思議な世界の魅力を感じる。海が生み出す波
の形や揺れ、その連続性は、どこまでも続く世界に飛んでいきそうな私を引き戻し、
落ち着かせてくれる。
同じような感覚を藍染の工程で感じる。
藍の染液で満たされた容器は、底が見えない。表面にあるギラギラとした結晶を壊
し、暗く冷たい染液に静かに布を浸していく。深く沈んだ両手の先は、どこまでも
続いているのではないかと想像する。私の空想と共に引き上げられた布は、ゆっく
りと深い緑から青へと変わる。この過程が、そして染められた布の風で揺れ動く様
が、まるで海にいるかのような安堵を私に与えてくれる。
多忙と喧騒の生活を送る中、少しの間、
藍で染められた布達に心をあずけ、
ゆったりとした時の流れと安らぎを感じたいな...
「あいのある空間」( 部分 )
藍染、絹、木綿
サイズ可変
「あいのある空間」( 部分 )
藍染、絹、木綿
サイズ可変
「あいのある空間」( 部分 )
藍染、絹、木綿
サイズ可変
内間 汐梨
UCHIMA Shiori
染める・染まる・染まったもの
植物の持つ、秘めた色の存在を知った。
それは時に繊細で、時にか弱く、
時に力強い生命の色だった。
植物から色が染み出し、滲み、防染しながら
布を彩っていく過程は、私の喜びそのものだ。
しかしそれらは永遠にとどめることは出来ない。
常に変化し、やがて自然へと帰還していく。
その気配と痕跡を残して。
「 息ざし、たゆたう」( 部分 )
布、植物
60 × 250㎝ 4枚
「 burn 及びburn のためのアプローチ」( 部分 )
布、植物
40 × 30㎝
「そこはかとなく 」( 部分 )
布、植物
10 × 10 × 10㎝
伊計 佳奈子
IKEI Kanako
落ち着ける場所・空間の構成要素について
「 」( 部分 )
ミクストメディア
サイズ可変
宮里 優花
MIYAZATO Yuka
物語から生まれる愛らしい「食器」の世界
私の感じる” 愛らしい“ を表現したい。
普段、何気なく感じていた「愛らしいな、癒されるな」と思う感覚は、
物語を絡ませることで生まれてくることに気付いた。
私にとって最も身近で、愛らしいものとは……。
飼猫の「ゆきんこ」と、一人のある「女の子」をモチーフにした、
見ても使っても「愛らしく、癒される」
そんな物語と食器類が織りなす世界観を
味わってほしい。
「 日常 」セット 陶器
鉢 h7 × w17 × d10cm/小鉢A h6 × w10 × d10cm /小鉢B h7 × w10 × d11cm/
皿A h7 × w11 × d13cm / 皿B h7 × w14 × d13cm /カップA h6 × w11 × d9cm/カップB h4 × w13 × d10cm
「 まるくなる 」 陶器
h8 × w15 × d15cm
「 まるくなる 」セット 陶器
鉢 h8w ×14×d15cm/小鉢A h6 ×w11×d11cm
小鉢B h5 ×w13×d13cm /小鉢C h4 ×w8×d9cm
大皿 h6w 2×1×d17cm/ カップ h5 ×w12×d10cm
「 さんぽみち 」 陶器
h5 × w10 × d11cm
知名 美咲
CHINA Misaki
匂いから想起される記憶の探求
“ この匂い”
言葉にできないけど、なんだか懐かしい、あの時に嗅いだ事があるような…
匂いによって、あの日の記憶やある人の面影が“ ふっ” とよみがえる。
目に見えない、でも人の心を動かす香り。
なんだか不思議な“ 匂いの世界”
「匂いの記憶」
匂いの瓶( 15 本 )
「匂いの記憶」
記憶の冊子( 13 冊のうち、「黄色いふんわりとした香り」 )
喜屋武 姫香
KYAN Himeka
自分らしく生きる
−オリジナル絵本の制作を通して−
自分らしく生きる、とはシンプルだが難しい。
この1 年考え続けてきたが、まだ納得のいく答えにはたどり着けない。
けれど、今の私にできること、したいことをやり続けていくしかないのだ。
今の私にとっての「自分らしく生きる」を見てください。
「タイトル未定」
クロッキー紙、画用紙、和紙
25.6 × 18.4cm 49 ページ